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話題呼ぶか、損保業界初の「歯の保険」
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
  エース損害保険が10月1日から歯科治療費を補償する「歯の保険」を発売した。国内損保としては初の商品となる。歯科保険はかつて生保会社で発売された経緯があるが、現在では販売されておらず、その点では国内保険業界では唯一の商品だ。
  今回発売された「歯の保険」は、歯科治療費の健康保険の自己負担分(30%)及び自由診療の全額または一部を補償する費用保険で、交通事故傷害保険(最高100万円)と一体型の仕組み。商品の種類は以下の3種。
ベーシックプラン お手頃プラン 充実プラン
保険診療の自己負担分を年間15万円限度で補償 ベーシックプランと同様の補償に加え、自由診療年間20万円限度、抜歯を伴うインプラント1本10万円限度、抜歯を伴うブリッジ1装置10万円限度、インレー・クラウン1歯3万円限度で補償 お手頃プランと同様の補償に加え、インレー・クラウン1歯を5万円限度にアップ
  補償対象となる主な歯科治療は、保険診療による虫歯治療や詰め物、歯周病、親知らず、ケガによる歯の損傷など一般的な治療(ベーシックプラン)に加え、お手軽プランや充実プランは保険外治療による抜歯を伴うインプラント治療、ブリッジ治療、金属・メタルボンド・セラミックなどによる詰め物や冠治療なども含まれる。
  保険開始日以前から欠損していた歯の治療、保険開始日から90日以内に発症した歯科疾病やホワイトニングなどは補償の対象外となる。
  なお、保険料はベーシックプランの場合、40代、月払いで1,000円程度である。
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