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保険会社で進むネット申込みサービスの拡充
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
  生命保険代理店やWebサイトを通じた保険の販売(含む比較サイトや顧客紹介サイト)が急増しているが、近年、保険会社本体がインターネットによる保険申込みサービスを開始している。すでにネットをチャネルの主力としている生保会社はライフネット生命やネクスティア生命があるが、オリックス生命(2011年)、アイリオ生命(2011年9月)、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命(2012年9月)、そして、この11月から富士生命(「富士生命ダイレクト」)がネット申込みサービスを開始した。
  生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査(速報版)」(平成24年9月)で、直近加入契約(民保)の加入チャネルの推移が明らかにされているが、インターネットを通じた保険加入は増加傾向が続いている。同調査は3年毎に行なわれているものだが、ネット加入の推移をみると平成12年0.2%、平成15年0.8%、平成18年1.8%、平成21年2.9%、平成24年4.5%と年を追うごとに増加を示している。加入チャネル全体から見るとまだ5%にも満たないが、パソコンからスマートフォンなど携帯端末の普及によって保険のネット加入は急激な拡大が見込まれる。
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