Home > 業界・商品・コンサル等 > 業界TOPIC

来店型店舗、大手8社で1千店を突破
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
  最近、全国展開する保険の来店型店舗がその店舗数を増やしてきている。最大の店舗数を誇る「ほけんの窓口グループ」は2月に愛知と大阪に新たに2店舗をオープンし、全国で369店舗(「ほけんの窓口」235店、「みんなの保険プラザ」100店、「ほけんの専門店」34店)に達した。筆者が把握している範囲では現在、全国に約50店舗以上を有する代理店(流通系含む)は8社あり、その店舗数は1,000店を突破するに至っている。
  主要来店型店舗では、一部店舗数が減少したところもあるが、総じて拡大基調にあり、全国の主要都市や地域を中心に10〜30店舗を展開する来店型店舗や保険会社による来店型店舗を加えると2,000店舗を超すと見られる。
  こうした店舗数拡大の主要因はFC(フランチャイズ)展開にある。「ほけんの窓口グループ」は、130店舗超がFC店(2012年12月現在)だが、他の主要来店型店舗でも積極的なFC戦略の強化が見られる。FC参加の大半が地域密着型の生・損保代理店や異業種で、これらFC代理店の中には地域において4〜5店舗から20店舗を展開するところもある。ただ一方で、店舗数増加による競争も激化してきており、ビジネスモデルの転換も迫られてきているといえる。
※ これ以降は会員専用ページです