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ピーシーエー生命買収で注目、SBIの保険事業展開
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
  SBIホールディングス(株)が7月16日、関係当局の認可を前提にピーシーエー生命の発行済みの全株式を取得、子会社化すると発表した。SBIホールディングスはすでに損害保険会社(「SBI損害保険」)及び少額短期保険2社を傘下に置いているが、この度、ピーシーエー生命を加えることによって、生・損・少額短期の3タイプの保険会社を傘下に置くグループとなる。また販売面では昨年SBIマネープラザ(株)を設立、資産運用、保険、住宅ローン分野でのワンストップサービスの対面型店舗の拡大を図ったほか、傘下のSBIモーゲージ(株)が「みつばち保険ファーム」のブランド名で全国170店舗以上を展開する(株)VLフィナンシャル・パートナーズと共同店舗(「SBIマネープラザ/みつばち保険ファーム」))を展開(47店舗)するなど、それぞれのグループ企業のシナジー効果を活かした積極的な取組みを展開している。
  なお、SBIグループは金融・サービス事業をコアの一つとして展開してきたが、保険業界から見れば異業種からの参入だ。しかし、それだけに新たな事業展開のスピードは速く、ピーシーエー生命の買収を機に今後、同グループの保険を含めた金融の総合的サービスの展開が注目される。
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