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メガ損保のグループ内再編、全貌固まる 臨時便
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
  東京海上ホールディングスは、傘下の東京海上日動あんしん生命と東京海上日動フィナンシャル生命が2014年10月1日を予定に合併すると発表した。東京海上日動フィナンシャル生命は金融機関を中心に変額年金や変額保険を販売してきたが、株価低迷の中で契約者への最低保証の負担増もあり、2012年7月からは新規取扱を停止、その去就が注目されていたものだ。今回の東京海上日動あんしん生命との合併によってメガ損保のグループ内再編による体制が整ったといえよう。
  損保業界のグループ内再編の動向は下図の通りで、MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保がそれぞれの得意分野を活かした機能別再編を図るほか、NKSJグループの損保ジャパンと日本興亜損保は合併による組織・経営の効率化を推進、また、AIGグループのAIU保険と富士火災が2015年の合併を目指す。すでに該当各社では再編・合併に向け組織・事業の機能の一本化や拠点の統廃合、さらに合併にともなう希望退職者の募集(NKSJ)などが行なわれており、2014年は損保の業界構造が大きく変わることになる。
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