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金融庁、改正保険業法施行に向けて
施行規則・監督指針案を公表
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
  金融庁は2月18日に改正保険業法の施行規則及び監督指針(「保険会社向けの総合的な監督指針」)案を公表、3月19日までにパブリックコメントを求めた。
  改正保険業法は保険市場の活性化に向けて海外展開に係る規制緩和、保険仲立人に係る規制緩和などが図られる一方、保険の信頼性確保を目指し保険募集について基本的なルールの創設と保険募集人に対する規制が盛り込まれたのが最大の特長だ。
  具体的には保険募集に当たって情報提供、意向把握の義務が導入されたほか、それらの義務の適切な実行を含めた保険募集の管理に係る体制整備義務が設けられた。その上で、規模適正に応じた対応が示されている。改正業法の施行は平成28年5月末が予定されており、新たな募集ルールに対応するための準備時間は少ない。すでに、改正業法への対応準備がなされてはきているが、より具体的な規則・指針案が示されたことで、保険募集人にとっては本格的な態勢整備への取り組みが始まることになる。
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