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日本生命が乗合型代理店マーケットに参入
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
■  中堅保険ショップ「ライフサロン」を買収
  日本生命が中堅の来店型保険ショップ「ライフサロン」(大寄昭生社長)の第三者割当増資を引き受け、運営会社・株式会社ライフサロンの株式の95.24%を保有(4000株、引受総額10億円)、店舗型乗合代理店マーケットに本格参入する。
  日本生命はこれまでどおり販売チャネルの中核を営業職員に置くことに変化はないが、近年、複数の商品を比較して購入したいという顧客の増加や乗合型店舗の市場の拡大、さらに改正保険業法による組織・販売の健全化が図られたこと等を背景に、中堅保険ショップを対象に提携も含めた市場参入を検討してきたものだ。これまで自社店舗を中心に展開してきた同社が乗合代理店市場へ参入したことは、他保険会社のみならず店舗型代理店に与える影響が注目される。
  保険の来店型店舗は、複数社商品の比較加入や顧客のニーズに合った商品のコンサルティングを展開、ここ10年余りで急速に規模を拡大、現在、全国に100店舗以上を有する代理店も6社に上り、「ライフサロン」など中堅の来店型代理店、地域複数店舗展開の代理店を含めるとその店舗数は2,000店を超えるといわれ、保険販売の一角を占めるまでに成長しており、今後も拡大の方向にある。
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