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国内生保同士の経営統合が意味することとは
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
■  ついに動いた日生。三井生命と経営統合
  去る9月11日に日本生命と三井生命は経営統合に向けて基本合意したことを正式発表した。すでに正式発表前に日本生命の三井生命買収との報道もなされ、業界では驚きと大きな関心が寄せられていた。というのも第一生命、明治安田生命、住友生命の各社が相次いで米中堅生保の大型買収による海外戦略の強化を図っており、日本生命も大型外資買収をするのではというのが大方の予想だったからだ。しかし予想に反し「真に最大・最優、信頼度抜群の生命保険会社に成る」を目標に掲げている日本生命が三井生命の買収という形で国内市場に焦点を当て本格的に動き出したことは、今後各社の国内市場戦略にも影響を及ぼすとともに戦略の転換を余儀なくされるケースも出てくるものと思われる。
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