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ＫＤＤＩ、「ａｕの生命ほけん」の販売開始
保険ジャーナリスト ／ 「inswatch」編集人　石井 秀樹
■  顧客確保競争の激化から保険市場へサービス拡大
  大手携帯電話会社による保険販売への取り組みが活発化しているが、ＫＤＤＩ（株）が４月５日から「ａｕの生命ほけん」、「ａｕのローン」の提供を開始した。取り扱い商品は昨年４月に資本・業務提携したライフネット生命の定期死亡保険（「ａｕ定期ほけん」）、終身医療保険（「ａｕ医療ほけん」）、女性専用の終身医療保険（「ａｕ医療ほけんレディース」）の３商品。また併せてａｕ損害保険、じぶん銀行の住宅ローンなどパートナー企業の商品も提供する。
  今回のＫＤＤＩが保険と住宅ローンの提供を開始する背景には携帯市場が「格安スマホ」の登場などで顧客確保の競争が熾烈になってきていることがある。こうしたなか携帯電話各社は保険サービスを“うり”に 利用者サービスと利便性向上を図り本業とのシナジー効果を発揮しようというものだ。ＫＤＤＩはａｕスマホを利用する「ａｕの生命ほけん」契約者に対しては毎月200円が最大60ヵ月間、携帯電話通信料を割引くセット割を提供するが、これが保険業法で禁止されている特別利益の提供に当たるのでは・・など波紋も呼んでいる。
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