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連生終身保険
ファイナンシャル・プランナー/株式会社らくらくライフ 代表取締役 中島 牧子
夫婦保険を二次相続対策に活用する例も
  連生保険とは、ひとつの保険契約で被保険者を二人以上とした生命保険のことをいいます。二人のうちどちらか、または双方の生死等により、ある一定の条件を満たした場合に保険金が支払われます。
  あまり耳慣れない名称かもしれませんが、たとえば、こどもと親(契約者)のどちらかが死亡した場合に死亡保険金が支払われる「こども保険」や、夫婦の双方が被保険者となり、どちらかが死亡した場合、あるいはどちらも死亡した場合に死亡保険金が支払われる「夫婦保険」などがこれにあたります。
  この連生保険に対して、被保険者が一人のものを「単生保険」といいます。
  今回は「連生終身保険」についてご説明していきたいと思います。
  連生終身保険は、ご夫婦などの二人を同時に保障する商品で、それぞれ個別に加入するよりも保険料が割安になります。ご夫婦二人の保障を合理的に準備することができるため、二次相続対策などに活用されたりします。
  保険金の支払いについては、大きくわけて4つのパターンがあります。
1)  被保険者のどちらかが死亡した(あるいは高度障害状態となった)場合に、死亡保険金が支払われ、もう一人の終身保険契約は変わりなく継続するもの
2)  被保険者のどちらかが死亡した(あるいは高度障害状態となった)場合に、死亡保険金が支払われ、もう一人の終身保険契約は継続するが保険料は免除されるもの
3)  被保険者のどちらかが死亡した(あるいは高度障害状態となった)場合に、死亡保険金が支払われ、契約が終了するもの
4)  被保険者の二人とも死亡した(あるいは高度障害状態となった)場合に、初めて死亡保険金が支払われるもの

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