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お客様から保険契約のお申込みをいただくときは、やはりうれしいものです。しかし、せっかくお申込みをいただいても、告知の内容によってはご加入いただけなかったり、あるいは厳しい条件がついてしまったりといったことがあります。特に「引受基準緩和型」以外の医療保険の申込みにおいて、こうした経験をお持ちの読者の方はかなり多いのではないでしょうか。
もし条件付きで引受可となる場合に考えられるのは、通常の保険料に上乗せが付いた「割増保険料」での引受や、身体の特定の部分に生じた疾病を保障の対象外とする「特定部位不担保」での引受ではないでしょうか。
ただし、この他にも「特定疾病不担保」というものがあるのをご存じでしょうか。限られた保険会社しか扱っていないため、あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、身体の特定の部位ではなく、文字通り特定の病気を不担保として、引受を可能とする方法です。
たとえば帝王切開を経験したお客様が、医療保険への加入を希望されたとします。手術後一定期間は保険の加入自体が難しくなりますし、子宮の部位不担保で加入できたとしても、不担保期間に生じた子宮関連の疾病はすべて保障されないということになります。
そうしたときに帝王切開の疾病不担保で引受可となったとすると、子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮関連の疾病はもちろん、次に妊娠したときには、帝王切開以外の、たとえば吸引分娩や早産、流産などは保障の対象となるわけです。
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