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商品研究「収入保障保険」
FPSクラブ編集部
安い保険料で死亡保障を確保できることから子育て層に人気。
反面、死亡以外のリスクが見落とされがちな点にご注意を!
● 安い保険料、子育て層に魅力
  比較的安い保険料で死亡リスクに備えることができる「収入保障保険」が注目を集めています。少しでも生活費を節約したい30歳〜40歳代前半の子育て層に対して、保険ショップやファイナンシャルプランナー(FP)が提案するケースが増えているようです。もっとも、商品設計がかなり複雑なため、保険の知識がまったくない人へのアプローチが課題となっています。
● 合理的な商品設計
  収入保障保険の特徴は加入者が亡くなったとき、年金のように保険金が支払われて遺族の収入が保障される点にあります。月額の受取額を「20万円」などと設定しておけば、加入者が死亡するか高度障害の状態になった場合、保険期間内(たとえば加入者が60歳になるまでの間)、家族に毎月20万円支払われます。
  一般的な定期保険と比較してみましょう。死亡保障の定期保険は「10年間」などと保険期間を決めて加入し、その期間内に亡くなると保険金が支払われます。35歳で加入したら、加入直後の35歳で亡くなっても、満了間際の45歳で亡くなっても保険金額(ここでは仮に6,000万円とします)は変わりません。縦軸に保険金額、横軸に保険期間をとって表すと図1のように四角形になります。
図1)定期保険は保険期間内に死亡すれば保険金は一定額
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