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「サクラ咲く」その前に…教育資金準備を考える
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋浩史
■  教育費のピークで家計収支はマイナス基調に
  年が明けて、受験生のいる家庭ではセンター試験や一般入試など、受験シーズンの到来ですね。受験生にとっては、最後の追込み時期であると共に、インフルエンザの流行時期とも重なりますから、体調管理にも気を使っていることでしょう。
  そして、晴れて合格の暁には入学金・授業料、下宿費用などの支出が待っていますので、家計を支える者にとっても支出管理には気を抜けない時期となります。
  さて、皆様もご存じのとおり、教育資金は住宅資金、老後資金と並んで人生の三大資金と呼ばれる、ライフイベント上では大きな費用。多くの家庭ではライフプランを立て、キャッシュフロー表を作成すると、子どもが高校入学から大学卒業までの間は、家計の収支がマイナスになる年が多くなる傾向にあります。まさにライフプランの中で、家計面からは「踏ん張りどころ」の時期になるのです。
  家計収支がマイナスになる要因としては、高校や大学受験などで進学塾・予備校などの費用や受験費用などが教育費に上積みされること、双子や年子など年のあまり離れていないきょうだいのいる家庭だと、受験の時期や在学期間が重なるといったことが挙げられます。
■  ライフプランを考えたうえで教育資金準備を
  それでは、将来の教育資金作りには、一般的にどのような方法をとっているのか。最も多いのは生命保険会社の子ども保険(学資保険)です。子ども保険以外の保険では、低解約返戻金型の終身保険で、保険料払込満了の時期を子どもの進学時期に合わせた短期払にし、解約返戻金を教育資金として利用するケースも増えています。また、短期払は子どもの教育費が比較的かからないうちに、保険料を払い終えることができることもメリットと言えます。
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