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住宅購入は節税よりも返済の視点を大切に
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋浩史
■  平成25年度税制改正大綱で住宅ローン控除が延長
  1月24日、自民・公明両党により平成25年度税制改正大綱が決定されました。所得税や相続税など、一部増税になるものもありますが、全体的にはデフレ解消や景気対策を目的として、減税を中心とした改正内容になっているようです。
  その中で目玉となりそうなのが、住宅ローン控除の延長です。消費税増税後の影響が大きい住宅取得者への配慮と言えるでしょう。
  住宅ローン控除は、住宅ローンで居住用の家を買った場合に、年末のローン残高の1%を10年間、最大で200万円まで所得税から控除してくれる制度(平成25年入居の場合)。所得が少なく、所得税も少ないため控除しきれない場合には、住民税からも控除されます。
  本来であれば、今年(平成25年)一杯で終了の予定でしたが、4年間延長したうえで、10年間の最大控除額を現在の200万円から400万円に倍増する予定です。期間は、平成26年4月から平成29年末までの入居まで。消費税が上がる前の平成26年1月から3月末までの入居については、最大控除額200万円の現行制度をそのまま延長する形になっています。
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