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教育資金づくりは“子ども保険”がセオリー?
家庭全体の保険見直しのチャンスにも!
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋浩史
■  教育費の準備は早い方がよいけれど…
  「子どもが生まれると、皆さん子ども保険に入るのですか?」
  「子ども保険は、入っておいた方がいいですか?」
  お客様からよくこんな質問をいただきます。子どもが生まれた家庭では、教育資金準備について関心が高まることの表れですね。特に奥様からこういった質問をいただくことが多いことから、誰かが学資保険に入るとママ友を通じて情報が伝わり、冒頭のような質問に結びつくのかもしれません。
  金融商品から考えれば、最も身近で手軽な教育資金準備の方法は、銀行などの預貯金で積み立てることです。しかし、簡単にお金を引き出せてしまうことはメリットであると同時に、「貯める」という面ではデメリットです。
  例えば、子どものためにと積み立てたお金を、住宅の頭金や車の購入費用に使ってしまったり、長期入院で収入が減るなどで貯蓄を取り崩すことがあるかもしれません。
  子どもの将来に関わる教育資金は、確実に準備できることが大切であることは当然として、多額の費用がかかることから一日でも早く資金準備を始めることが理想的です。
■  強制的に貯めるための仕組み作りには子ども保険
  教育費の準備を始める時期をデータで見てみると、「子どもの誕生時に教育資金準備を始めた(始めようと思っている)」人は57.0%と全体の6割弱を占め、子どもが生まれた直後が準備開始時期と考えている人が多いことが分かります(図表1参照)。
<図表1>
『ライフプラン データ集 2015年版』(77ページ Chapter4-1-5)より
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