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第2回
保険本来の役割を理解できる“リスクマトリクス”
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋浩史
■  保険販売との親和性が高い「リスク管理」
  FP資格の学習分野の一つに「リスク管理」があります。日常生活にはどのようなリスクがあるのか、そのリスクに備えるにはどのような保険があるのかを学ぶ分野です。
  生命保険販売に関わっている皆さんにとって、6つあるFPの学習分野の中では、最もなじみのある内容とも言えます。仕事に密着した内容が学習分野にあるわけですから、保険販売に関わるのなら、ぜひともFP資格を目指したい所ですね。
  リスク管理だけであれば、一般課程など生命保険募集人試験の内容と一部重なる部分もありますから、それほど重要性を感じないかもしれません。しかし、それでもFP資格の学習の中でリスク管理を学ぶ意義は、「ライフプランニング」や「タックスプランニング」など、他の分野とも関連している所にあります。つまり、リスクに備える保険の知識だけではなく、他の分野で学ぶ内容も併せて総合的にお客様のコンサルティングが可能になることこそが、FP資格を取得することの大きなメリットでしょう。
■  保険の必要性をリスクマネジメントから展開
  リスク管理の基本となる考え方に「リスクマネジメント」があります。日常生活の中のリスクを分析し、そのリスクから身や財産を守る方法について学ぶわけですが、保険に加入する際の前提となる大切な考え方でもあります。
  しかし、リスクマネジメントの考え方だけ伝えても、一般の方々にはあまり理解できない部分もあるでしょう。そのため、机上の理論や学習では見えてこない、お客様の実情や希望に則したアドバイスが求められます。
  それでは、リスクマネジメントについて、簡単に整理してみましょう。
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