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第7回
お客様にお知らせしたい、教育資金準備に
低解約返戻金型終身を使った場合のメリット
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋浩史
■  ライフプラン相談は「三大資金」相談
  私のもとにライフプラン相談に来られるお客様の目的で最も多いのは、住宅購入前の資金相談。いくらの家なら無理なく買えるのか、その目安を知ることがお客様にとって一番の目的です。相変わらずの低金利で、変動金利の最優遇なら0.7%程度で借りることができるため、世間一般では借入額は増えがちですが、相談者が知りたいのは「借入可能額」ではなく「返済可能額」。身の丈にあった住宅を購入しようという、相談者の意識の向上を感じます。
  住宅資金とともに、子どものいる家庭にとって大切なのが教育資金。ライフプラン相談の主な目的が住宅の資金計画であったとしても、子どものいる人なら教育費のかかる時期は住宅ローンの返済とも重なるため、どのように教育資金を貯めていけばよいのかについての関心も高まります。学校費用とともに、習い事や学習塾などにどれくらいお金をかけるのか……。住宅の購入予算にも影響を与えるほど、家計の中で大きな支出が、教育費用であるとも言えるでしょう。
  また、住宅は早めに購入して、繰上げ返済で定年前に住宅ローン返済が終われば理想です。住宅ローンの利息支払いを軽減できれば、軽減できた分は老後資金になるとも言えますから、どのタイミングで繰上げ返済を実行するのかも、お客様にとって大切です。
  住宅資金、教育資金、老後資金……このように、ライフプラン相談は、まさに「人生の三大資金相談」と言えそうです。
■  教育資金作りはやっぱり保険で?
  ライフプランに基づいた、キャッシュフロー表を作成すると、三大資金の具体的な金額とともに、将来の収支が見えてきます。どの時期が、家計にとって一番の踏ん張りどころなのか? 数字で見てもらうことが最もリアルで説得力があります。
  多くの家庭では、子どもが高校から大学卒業までの時期が、住宅ローン返済とも重なり、家計の中で最も支出の増える時期になります。それだけに、子どものいるお客様にとっては、住宅ローン返済と教育費準備の両立が可能かどうかがポイントになります。
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