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第9回
中高年のライフプラン相談は、
三大資金の“三重苦”解決にかかっている!
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋 浩史
■  40歳代にとっては「心配だらけの老後生活?」
  前回は、若い年代の人たちのライフプランニングについて書きました。一方で、定年まで、あと十数年と迫った40歳代の人たちにとっても、今後の生活にかかるお金については関心事です。中高年のライフプラン相談では、「これまでほとんどお金のことを考えてこなかったので、一度、家計の棚卸しと将来の見通しについて考えたい」という動機が多いように感じます。人生の折り返しのタイミングで、将来の生活やお金の残し方について考えるきかっけとして、FP相談を利用されるのかもしれないですね。
  働き盛りとも言える40歳代は、家族のことはもちろん、退職金、定年後の働き方、年金など、漠然とした不安を持って生活しています。しかし、よくよく相談内容を聞いてみると「何が不安なのか? それが分からずに不安だった」というケースも多く、FP相談を通じ、家計の現実を直視することで不安が解消することもあります。
  金融広報中央委員会「平成25年 家計の金融行動に関する調査」では、老後生活について心配している人が全体の80%以上を占めていました。世帯主の年代別で見ると40歳代(40〜49歳)が最も多く、約90%の人が老後生活に不安を持っています。
  退職に向けての準備やリタイア後のライフプラン相談を通じて、保険提案に結びつけるためにも、相談の意味や年代の特徴について知っておきましょう。
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