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第10回
ライフステージによって変化し続ける
保険の加入ニーズと見直しニーズ
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋 浩史
■  保険に入ろうと考え始めるのは、どのような時なのか?
  一般的に人が保険加入を考えるのは、就職や結婚、子どもの誕生など新しいライフステージに進み、環境が変わった時だと思います。ライフステージの中では「結婚」「出産」は、保険を考えることに関しては最も背中を押されるタイミングかもしれません。夫婦二人で同程度の収入をずっと続けられるのなら別ですが、収入バランスや家計の負担が配偶者の一方に偏っている場合には、生活保障として保険が役に立ちます。
  先日も、筆者のもとへ保険相談に来たお客様がいました。その方は、数年前にもライフプラン相談で来てくれた方でした。その時にはまだ独身で、保険は親が契約し、保険料を負担してくれていたという医療保険に入っていたのみ。今回は、結婚することになったので自ら契約する生命保険(死亡保障)の相談が目的でした。
  保険相談のきっかけを聞いてみると、「婚約者の両親から、生命保険に入るように言われたんです」と、苦笑しながら話してくれましたが、本人が保険ニーズに気がつかなくても、周囲から言われて気がつくことも多いのでしょう。
  このお客様は、あらためて結婚後のライフプランを立てて、キャッシュフロー表を作り必要保障額を出してみると、その金額に驚いていましたが、年金は老後にもらうだけのものと思っていたようで、遺族年金や障害年金の話には興味を引かれたようです。
  筆者の場合は、一度お会いした方には定期的にニュースレターを送っています。内容的には、季節に応じた生活に関するちょっとした小ネタや、お金や保障についてのトピックや改正情報ですが、自分自身の活動状況などを盛り込むこともあります。
  このように、継続的にコンタクトするなど忘れられない工夫をしておくことで、お客様の方からライフステージの変化のタイミングで連絡をもらえる機会は増えていると感じています。実際に、1年ほど前から紹介やリピートでの相談が少しずつ増えてきました。
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