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第14回
将来にお金を残す家計相談は、
“三大固定費”の見直しから!
CFP®/FPライフレックス 代表 高橋 浩史
■  支出額よりも支出内容が大切
  今年に入ってから、家計見直しについての相談が増えました。昨年の消費税増税で相対的に家計負担が増したことが約1年経って結果として見えてきたことや、将来の年金に対する根強い不安から、今のうちに少しでも支出をカットしてお金を貯めておきたいというのが相談のきっかけのようです。
  ひと口に家計相談と言ってもその内容はさまざま。「毎月家計が赤字で貯蓄ができず、ボーナスで補填しているので少しでも支出をカットしたい」「貯蓄はできているが、将来のためにさらにお金を残したいので見直せる支出はないか」など、お客様により事情は異なります。少し変わった所では「毎月赤字なのに、夫(妻)が楽観的すぎるので、いかにお金を使いすぎているのか、このままでは家計破綻することを専門家の立場から進言して欲しい」と、数年分の支出明細を持参したお客様もいらっしゃいました。
  このように相談理由は異なるものの、ほぼ決まって質問されることがあります。それは、
  「自分たちの毎月の支出額、他の人たちに比べて多すぎですか?」
  ということ。毎月の支出は、収入や年齢・家族構成あるいは家庭のライフスタイルによって変わりますから、単純な比較はできません。皆さんに、大切なことは支出額の多少ではなく「何に支出しているのか」であることを伝えています。その支出は本当に必要なものなのか、ただ欲しくて衝動買いしてしまったものなのかを見極めることが家計見直しの基本ですね。
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