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ニーズに合った保険提案は、家計収支の把握から
FPフローリスト 代表取締役 圦本ゆりもと弘美
FPとして相談者のライフプランの見直しに携わると、たいていの場合、保険の保障見直しにまで話がおよびます。「希望するライフプランの実現」という目標に向けた保障見直しのご提案は、お客様にも積極的にご検討いただけることが多いようです。
この連載では、これまで著者が担当した事例の中から、保険販売に結び付いたケースを紹介します(お客様の個人情報保護のため、相談内容から関連部分を抜粋、一部内容を翻案しています)。第2回目は会社員と専業主婦、就学前の2人のお子さんがいる家庭で、家計収支の把握がニーズに合った保険提案へつながった事例です。
 お客様データ
 I様
 夫 42歳 会社員 年収1,300万円(年俸制)
 妻 38歳 専業主婦(2年後社会復帰予定・再就職の年収見込240万円)
 長男 5歳 私立幼稚園
 長女 2歳
■  年収的には余裕があるように見えても実際はひっ迫している家計
  Iさんは、現在加入中の保険を見直したいため、無料FP相談を利用しましたが、希望していたような回答が得られなかったため、弊社の有料相談にお越しになりました。無料FP相談では、年収や家族構成を確認された上、生命保険の見直しプランに加えて、学資保険代わりに1,000万円の終身保険(月払保険料約3.5万円)を勧められたそうですが、家計の事情から保険料負担の増額は難しいと感じ、見直しの決心がつきませんでした。
  Iさんは、家計の詳しい相談をし、改善方法のアドバイスを受けた上で適正な保険見直しを検討したいということで、家計相談とライフプランシミュレーション相談対応をしている弊社を訪ねられました。詳しく家計の状況を伺っていくと、表面的な世帯年収や家族構成から想定できる状況とは異なるご事情があり、貯蓄がほぼできていない状態であることが分かりました。
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