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治療の実態に合わせて進化するがん保険
診断給付金に重点を置いた商品が人気
FPSクラブ編集部
■  入院は短期化、抗がん剤などによる通院治療が増える傾向に
  がん治療は、一般的には科学的根拠(エビデンス)に基づいた「標準治療」といわれる治療(通常は健康保険の適用範囲内)を行う。自由診療(保険が適用されないがん治療)、先進医療など高額な治療を行う可能性もあるが、がん保障を考える際には、まずは標準治療に対応できる保障が重要で、ニーズに応じて先進医療特約などを組み合わせることになる。
  これまで、がん保険は、入院給付金・手術給付金・がん死亡保険金を主契約とし、診断給付金、通院給付金、退院後療養給付金などさまざまな保障を特約として付加する商品が主流であった。しかし近年、標準治療においては入院治療を短期化し通院による抗がん剤治療や放射線治療を主体とする傾向があるため、入院、手術、通院ごとに給付金が支払われる従来のがん保険から、診断給付金(一時金)や抗がん剤等の治療に対する一時金に重点を置いた商品に人気が集まっている。
■  がん診断給付金が主契約となり、さまざまな治療方法に対応
  AIG富士生命の「がんベスト・ゴールド」は、従来のがん保険と異なり、がん診断給付金を主契約としているため、治療方法などに関係なく、まとまった一時金が受けとれる。さまざまな治療方法に対応でき、直接的な医療費以外の交通費・サプリメント代・ウィッグ代や生活費にも使える。特約を付加することで、先進医療や入院・手術に備えることもできる。悪性新生物と診断確定されたら、以後の保険料払込が免除となる。
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