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死亡保障を抑え、返戻率を高くした
かんぽ生命の新しい学資保険「はじめのかんぽ」
FPSクラブ編集部
  生命保険各社が返戻率の高い商品を相次いで開発・投入し、こども保険の分野で苦戦していたかんぽ生命が、2014年4月2日に新しい学資保険「はじめのかんぽ」の取り扱いを開始する。新商品は、「教育資金の確保」という学資保険の主たるニーズに応えるため、子ども死亡時の保障部分を抑えることで保険料を引き下げ、返戻率の高い商品とした。
■  子どもの死亡保障は払込保険料相当額、12歳払込済も選択可能
  新しい学資保険「はじめのかんぽ」では、貯蓄性を重視し返戻率が高くなるように設計されている。従来商品に比べ死亡保障を抑えており、基準保険金額と同額(または基準保険金額からすでに払った学資祝金を差し引いた額)だった死亡保険金を、払込保険料相当額(または払込保険料相当額からすでに払った学資祝金を差し引いた額)と責任準備金のうちいずれか大きい額の死亡給付金としている。また、短期間で払い終える12歳払込済も選択可能とし、この場合返戻率はさらにアップする。子どもの教育資金があまりかからないうちに保険料を払い込んでしまいたいと考える親御さんには魅力的な商品と言えよう。
■  大学入学時から毎年学資年金が支払われるコースも新設
  学資金のニーズに応じて3つのコースから選べるようになっており、今回新たに「大学4年間毎年学資金を受け取れるコース」も新設された。コースは以下の3種類。
@「大学入学時」の学資金準備コース
  ・ 17歳または18歳満期、全期間払込または12歳払込済で、大学入学時に満期保険金が支払われる
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