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役員退職慰労金や従業員退職金にも活用可能
これまで以上に法人のニーズに応える新商品登場
FPSクラブ編集部
  法人向けの保障には、主に「経営者のための保障」と「従業員のための保障」があります。
  「経営者のための保障」とは、経営者に万が一のことがあったときの事業保障や役員等の退職金準備のための保障で、「従業員のための保障」とは、従業員に万が一のことがあった場合の遺族の生活保障や退職金準備など、福利厚生としての保障になります。
  しかし、経営者がいざ保険の契約をしようとしても、健康上の理由により契約できないことも多々あります。2014年3 月17 日にアクサ生命が発売した、「アクサの『長期保障』の定期保険 OK ライフ」は、経営者の健康状態に不安があっても申し込みができる、業界初となる限定告知型定期保険です。法人専用商品ではありませんが、役員退職慰労金・弔慰金準備に活用することも可能です。
  また、従来、役員・従業員の退職金・弔慰金準備に対しては、1/2損金算入可能な「福利厚生プラン(ハーフタックス)」として養老保険が活用されてきました。しかし、法人における死亡退職金制度には、勤続年数とともにその金額が増額するものも多く、これまでの養老保険では、死亡保険金額と実際の退職金との間にかい離が生じるケースがありました。平成26年5月2日にソニー生命が発売した「特殊養老保険」は、保険期間の後半から保険金額が逓増するという商品です。
  今回は、こうした経営者向けの新商品について紹介します。
■  持病がある経営者でも加入でき、98歳満了
<アクサ生命「アクサの「長期保障」の定期保険 OK ライフ」>
  健康状態に関する告知項目を簡素化し、引受基準を緩和した98歳満了の定期保険で、所定の4つの告知項目にあてはまらなければ既往症があっても加入できます。最高基本保険金額は4,000万円で、契約日からその日を含めて1年以内に死亡保険金の支払事由に該当した場合、支払われる死亡保険金額は、基本保険金額の50%に削減されます(災害死亡保険金については削減対象外)。なお、高度障害保険金はありません。
  【契約例】
  限定告知型定期保険(低払いもどし金型)<65歳低払いもどし期間型>
  被保険者:35歳・男性
  保険期間・保険料払込期間:98歳
  基本保険金額 1,000万円
  月払保険料:1万8,370円
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