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電子版「ねんきん定期便」サービス開始
● インターネットで年金記録を確認できる
  平成21年4月よりサービスがスタートした「ねんきん定期便」。保険料の納付実績や将来受給できる年金の見込額などが記載された通知書が毎年誕生月に郵送されるが、平成24年4月よりこれらの情報をインターネットで確認できる、電子版「ねんきん定期便」のサービスが開始された。
  このサービスは日本年金機構のインターネットサイト「ねんきんネット」において、「ねんきん定期便」に記載されている年金記録や年金見込額などが確認できるものである。
● 年金記録は毎月更新、ダウンロードして保存も可能
  電子版「ねんきん定期便」のメリットは下記の通り。
@年金記録を24時間いつでも確認できる。
A年金記録が毎月更新される(郵送分は年1回のみ)。
B全ての期間の年金記録が確認できる(郵送分は35歳・45歳・58歳の節目年齢以外は直近1年分のみ)。
C将来に向けて確認した内容を残しておきたい場合のために、記録をダウンロードして保存できる。
  このほか、紙の「ねんきん定期便」の郵送を引き続き希望するかの選択もできるようになっている。
  電子版「ねんきん定期便」を利用するためには、まず「ねんきんネット」の利用登録をし、専用のユーザーIDを入手する必要がある。一度登録すれば、以後の手続きは不要だ。
  また、毎年の誕生月に「ねんきん定期便」のお知らせがメール配信される。年金記録の内容をチェックし、不明な点などあれば、「ねんきん定期便・ねんきんネットダイヤル」や年金事務所に問い合わせるなどして、自身の年金記録を把握しておくことが大切である。
  電子化により、加入者はいつでも最新の情報を見ることができるようになり、政府としても大幅なコスト削減が見込めるのがメリットだ。ただし、パソコンでの情報閲覧に慣れていない高齢者に対して、どのように普及させていくのかが今後の課題となるだろう。

参考:日本年金機構「ねんきんネット」サービス
http://www.nenkin.go.jp/n_net/
2012.04.23
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