> 今週のトピックス > No.2687 |
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厚生労働省、市区町村別の平均寿命を公表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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厚生労働省は7月31日に2010年の全国の市区町村別平均寿命(生命表)を発表しました。厚生労働省は2000年から5年ごとに市区町村別生命表を作成しています。今回は3回目で、1,898市区町村を対象としました。
![]() ● 男性1位は長野県松川村82.2年、女性1位は沖縄県北中城村89.0年
下図を参照すると、平均寿命が最も長かったのは男性では長野県松川村の82.2年、次いで神奈川県川崎市宮前区82.1年、神奈川県横浜市都筑区82.1 年となっています。女性では沖縄県北中城(なかぐすく)村の89.0年、次いで島根県吉賀(よしか)町88.4 年、北海道壮瞥(そうべつ)町88.4 年でした。
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![]() ● 長寿だが医療費が低い長野県、その要因は?
男性で1位になった長野県は、上位50市区町村のうち19市区町村を占めており(男性)、県全体で長寿であることがうかがえます。
全国協会けんぽの調べでは、長野県の平均寿命は、男性が平成17年に79.84歳で全国1位になって以来、常に上位を維持しています。また、同県における1人当たりの老人医療費は、平成20年度に71万2,147円で全国で3番目の低さとなったものの、平成2年度から平成19年度までは全国で1番低く、長年にわたり老人医療費が低い状況にあります(全国の平均値は85万3,391円)。受診率および1件当たりの平均在院日数が低く、入院病床数が少ないほうであるため、医療費の水準が低く保たれているようです。 長寿であっても医療費が低いのは、医療機関における健康づくり活動(地域に密着した“かかりつけ医”の体制の整備、保健補導員の活動、食生活改善推進協議会の活動など)が盛んなこと、高齢者(65歳以上)の就業率が高いこと(男性41.5%、女性20.0%)、自宅で死亡する割合が多い方であること、高齢者の単独世帯の割合が低いこと、三世帯同居率が高いことなど、様々なことから健康で長生きであると協会けんぽでは推測されています。 ![]() ● 平均寿命の男女差
男女の平均寿命の相関をみると、男女ともにほぼ全国値(男79.6年、女86.4年)を中心に分布しており、相関係数は0.51となっています。
男女の平均寿命の差は全国で6.8年となっていますが、これを市区町村別にみると、男女差が最も大きいのは大阪府大阪市西成区(11.4年)で、次いで高知県土佐清水市(10.5年)、福岡県宮若市(9.9年)となっています。逆に、最も小さいのは奈良県川西町(4.1年)で、次いで大阪府豊能町(4.6年)、徳島県北島町(4.8年)となっています。 厚生労働省のホームページでは、調査対象となった市区町村の男女別の平均寿命が掲載されています。ご自身がお住まいの地域や、お客さまがいらっしゃる地域の結果はいかがでしょうか。 ![]() ![]()
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2013.09.09 |
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