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家計見直しのアドバイスを顧客アプローチに活用しよう
  平成26年4月1日より消費税が8%に引き上げられて早3カ月。そろそろ8%の税金にも慣れてきた頃なのではないでしょうか? 慣れてきた今こそ、家計見直しのタイミング。顧客へ積極的にアドバイスをしてみましょう。
● 家計見直しのポイント:底値を確認しよう
  家計を預かる者として、日々の生活コストに敏感になっている人も少なくありません。買い物に行くと、今までは税込価格で表示されていた商品が税込だったり、税別(外税)だったりと、混乱しながら買い物をしていた……という人もいたようです。
  まず、確認しておきたいのは「商品の底値」についてです。
  増税当初は特別なセールなどがありましたが、3カ月もたつと通常サイクルでの商品価格が表示されていることがほとんどです。ぜひ、日用品等の買い時はいつなのか? をチェックし、底値表を作成しておきましょう。
  なお、同じ商品であっても、お店によって税込、税別というように分かれていますので、必要な商品の税込価格と税別価格の底値を把握するといいでしょう。
● 家計の見直しだけでなく楽しみ方のアドバイスも
  生命保険のセールスの現場では、ダイレクトに家族の保障から、あるいは趣味の話など、各々アプローチ方法を工夫されていることでしょう。家計の見直しは比較的に興味を持っていただけるトピックですので、アプローチ方法の1つとしてぜひ、活用したいものですね。
  ただし、家計見直しの話のみでは、単なる節約の話として受け止められてしまう可能性が大きくなってしまいます。節約の話は好き嫌いが分かれてしまう話なので注意が必要でしょう。
  そこで、生活資金にゆとりがあったら何をしたいのか? 何が欲しいのか? などを合わせてヒアリングし、顧客の求めるもののなかで、私たちが保険を通してお手伝いできることはないか? を見極めていくことをお勧めします。
  顧客へのアプローチ方法はさまざまです。身近な話題である家計の見直しを今一度、アプローチに活用してみてはいかがでしょうか?
  
飯田 道子(いいだ・みちこ)
海外生活ジャーナリスト/ファイナンシャル・プランナー(CFP)
  金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。主な著書には、「宅建資格を取る前に読む本」(総合資格)、「介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本」(近代セールス社)などがある。
  海外への移住や金融、社会福祉制度の取材も行う。得意なエリアは、カナダ、韓国など。
  
2014.07.03
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