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ねんきんネット機能向上!スマホで年金見込額の試算も
  2011年2月にスタートした、日本年金機構の「ねんきんネット」。2014年6月にはユーザーID発行数が300万件を超え、ねんきんネットの利用者は毎年増えているようです。今年に入ってからは、年金記録の情報が毎日更新されるようになり、スマートフォンでも年金見込額が試算できるようになるなど、より便利に使い勝手も良いシステムになりつつあります。
● ねんきんネットの機能、どこが変わった?
  それでは、さらに使い勝手の良くなった部分を確認しておきましょう。
1.最新の年金記録を素早く反映
  ねんきんネットで確認できる年金記録が、毎日更新されるようになりました。「社会保険オンラインシステム」という、年金記録を管理する国のシステムが更新されると、翌営業日に加入者のねんきんネットにも反映されます。
2.年金見込額の試算がさらにラクに
  これまでも、自分で今後の働き方などの条件を入力すれば年金見込額が試算できましたが、「かんたん試算」で、より簡単にワンクリックで試算可能になっています。
3.スマホで年金見込額の試算もOK!
  スマートフォンでも、年金見込額が試算できるようになっています。パソコン版に比べると使える機能が限られますが、若い世代ではパソコンを持たずスマホだけというケースもよく見られ、そういった意味からも今後のスマホ版の機能追加が期待されます。
4.届出書作成機能の改善
  国民年金のクレジットカード納付などの届出書をネット上で作成し、自宅のプリンターで出力できる機能です。以前からありましたが、郵便番号の入力で住所が表示されるなど、入力の手間を省く機能が追加になっています。
● 保険コンサルティングにも役立つねんきんネット
  年金は将来いくらもらえるのか、という点は誰もが持つ関心事。ねんきんネットに登録すれば、簡単な入力で将来の年金額の目安が分かります。顧客との面談時には、ねんきんネットのメリットをお伝えし、ご自身の年金見込額を把握してもらうことで、自助努力で備える将来の生活費の目安もご理解いただけるのではないでしょうか。
  ねんきんネットの機能追加などの情報は、お知らせメールに登録しておけば定期的に配信されます。皆さんも登録して、顧客への情報提供に役立ててはいかがでしょうか。個人年金など貯蓄性のある保険販売に一役買ってくれるかもしれません。
  
高橋 浩史 (たかはし・ひろし)
FPライフレックス 代表(住まいと保険と資産管理 千葉支部)
日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
東京都出身。デザイン会社、百貨店、広告代理店などでグラフィックデザイナーとして20年間活動。その後、出版社で編集者として在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。2011年独立系FP事務所FPライフレックス開業。
住宅や保険など一生涯で高額な買い物時に、お金で失敗しないための資金計画や保障選びのコンサルタントとして活動中。その他、金融機関や出版社でのセミナー講師、書籍や雑誌での執筆業務も行う。
ホームページ http://www.fpliflex.com
ブログ http://ameblo.jp/kuntafp/
  
  
2015.03.19
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