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その行き先は大丈夫? 海外旅行の前に安全確認を!
  海外の一部地域では、政局や情勢が安定せず混乱を招いているところがあり、ひいてはテロなどの行為が発生することが少なくありません。また、エポラ出血熱のような感染症も心配です。仕事や旅行などで海外を訪れるときには、細心の注意を払うことが必要になってきています。
● 訪問する地域の安全はどうなのか?
  私たちが海外の出来事をニュースで知る場合のほとんどが、大きなテロや事件が発生したときなのではないでしょうか? ニュースで流れている地域であれば、渡航を控える、渡航先を変更するなどの対策を取ることができます。
  とはいえ、安全に関わるすべてのニュースが報道される訳ではありません。海外へ出かける予定があるときには、まず、その国や地域の安全に関する情報を得るように心がけるようにしましょう。
● テロや誘拐、医療事情までもがチェックできる
  海外情勢を知るのにお勧めなのは、「外務省 海外安全ホームページ(以後HP)」です。
  このHPには国や地域ごとの安全はどのようになっているのか、安全対策、テロや誘拐などの治安情勢、安全の手引き、医療事情などが掲載されています。
  更新頻度は国や地域によって違いはありますが、普段の生活では得られない海外情報が掲載されています。
  危険地域の情報は色分けされており、避難勧告が赤、渡航延期勧告がオレンジ、渡航の是非の検討が黄色というように、一目でその地域がどのような状態なのかがわかります。
  その他、過去にその国や地域の情勢なども確認できるようになっていますので、今現在の情報だけでなく、過去の出来事も調べることが可能になっています。
  また、海外へ行くときには現地の医療事情がどのようになっているのかも、知っておきたい大切な情報のひとつになります。
  その国や地域独特の病気について、病院の種類、日本語が通じる病院の情報、受診方法などが記載されていますので、旅行者にとっては役立つ情報が満載です。
  海外へ行くときには、医療保険や海外旅行保険などの加入とあわせて、その国や地域の情報を理解しておくことが必要な時代になってきています。
参照  : 外務省 海外安全ホームページ
  
飯田 道子(いいだ・みちこ)
海外生活ジャーナリスト/ファイナンシャル・プランナー(CFP)
  金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。主な著書には、「宅建資格を取る前に読む本」(総合資格)、「介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本」(近代セールス社)などがある。
  海外への移住や金融、社会福祉制度の取材も行う。得意なエリアは、カナダ、韓国など。
  
2015.04.16
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