>  変額個人年金の基礎知識 > 
変額年金と投資信託の違い
  変額年金保険は、投資信託と同じように特別勘定(ファンド)で運用されるので、似た商品だということができます。しかし、税務上の取り扱い、手数料、保障面などに大きな違いがあります。
  今回は変額保険年金と投資信託を比較してみましょう。
【変額個人年金と投資信託の比較】
 
項 目
変額年金
投資信託

購入時税金
  • 生命保険料控除の対象になる
  • 払込保険料は消費税の対象外
  • 所得控除の対象にならない
  • 購入手数料が消費税の対象
積立(運用)期間中の
収益分配金への課税
収益は再投資され換金時まで課税が繰り延べられる
収益分配金の20%が源泉分離課税
解約・換金時の課税
  • 契約後5年経過…一時所得
  • 契約後5年未満…利益の20%が源泉分離課税
利益の20%が源泉分離課税
相続時課税
「500万円×法定相続人」が非課税
時価評価により相続税がかかる


購入時手数料
ないものがほとんど
0%〜3%程度が契約時に発生
ファンド間の乗り換え
(スイッチング)
特別勘定(ファンド)を乗り換えるとき、一般的に所定の回数までは手数料が無料で、移転時に収益が発生していても、引き出し時まで課税が繰り延べられる
他のファンドに乗り換えるとき、解約時のキャピタルゲインに対して20%源泉分離課税。また、新たに購入手数料がかかる
解約時の控除額
7〜10年目までは解約控除が発生する場合が多い
基準価額の0%〜0.3%程度の解約留保金が差し引かれる
保有コスト
保険関係コストとして、積立金の2%前後、運用関係費用として1%前後が差し引かれる
信託報酬として純資産総額の2%前後
死亡保障
基本的に時価評価。払込保険料相当額は最低保証され、ステップアップ方式を採用しているものもある
死亡解約時の受取額は時価評価され、死亡保証はなし
2023.04.01
栗原
前のページにもどる
ページトップへ