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大数の法則
  サイコロを振った場合、1回だけでは1の目が出るのか、2の目が出るのか、あるいはどの目が出るのか分かりません。ところが、何千回、何万回と数多く振った場合には、1から6までのそれぞれの目が6分の1ずつの割合で平均して出るということが分かっています。このように、数少ない経験では何の法則もないようなことでも、数多くの経験を集めると、ある決まった傾向が現れてきます。すなわち、少数では不確定なことも、大数でみると一定の法則があることがわかります。これを大数の法則といいます。
  人間の生死も同様で、毎年誰が死亡するかということは全く分かりませんが、年齢ごとの死亡率は50代〜60代から顕著に増加するなど、一定の形で推移します。
  生命保険事業の収支が安定し、契約者に本当の安心を提供できるのは、この大数の法則が基本になっているからです。
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2023.04.01 (加藤)
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