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逸失利益
  逸失利益は、交通事故で死亡事故が発生した時などにおいて、被害者に対する損害賠償の金額を算定するときに使用されます。逸失利益は、将来得られると予測される喪失した利益のことで、被害者が生きていればどれだけ利益を得られるかが問題になります。従って、被害者の年齢、職業などによりその金額は異なります。
【逸失利益の算式】
(収入額−生活費)×就労可能年数−中間利息
  収入額については、事故前の実収入によります。ただし、幼児や学生、主婦などの場合はその金額がないので、全年齢平均賃金または学歴別平均賃金を使用することになっています。中間利息については、一般的にはライプニッツ方式により計算されます(東京・大阪・名古屋地方裁判所の共同提言)。
2023.04.01
水谷
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