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全損
  損害保険でいう「全損」とは、保険の目的の完全な滅失または修繕・回収等の費用が保険価額を超えるような場合のことをいいます。言い換えると、保険金額の全額の支払いが必要な損害が全損です。全損は現実全損(保険目的の完全な滅失。保険の目的に対する支配力の完全な喪失等による被保険利益の全面的消滅をいう。絶対全損ともいう。)と経済的全損(保険目的の完全な滅失には至っていないが、修繕または回収等の費用が保険価額を超えるような場合には全損として扱われる。海上保険の場合は推定全損)に分けられています。全損までに至らない損害を分損といいます。
2023.04.01
水谷
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