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老齢厚生年金の受給者と雇用保険の取り扱い
●雇用保険給付と特別支給の老齢厚生年金の調整
  退職して特別支給の老齢厚生年金と雇用保険法による基本手当(失業給付)が同時に受けられる場合は、老齢厚生年金が支給停止されます。老齢厚生年金よりも雇用保険のほうが支給額が多い場合が普通ですが、老齢厚生年金の額のほうが支給額が多く、雇用保険の失業給付を受けないで年金を受給するほうが有利という場合があります。この場合でも老齢厚生年金は停止されますから退職時の給与が低い場合等はかならず両者の比較検討をし、雇用保険の手続きをするべきか否かを確認することが必要です。
2025.04.01
保坂
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