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所得金額の計算の仕組み
  法人税は、法人の所得金額に対して課せられます。
■所得金額
  この所得金額は、次のように計算します。
  この法人税法における所得金額とは、いわゆる企業会計上の利益とは異なり、次のように調整されています。
■企業会計上の利益と所得金額との調整
企業会計上の利益と所得金額とは一致しません。なぜならば、所得金額は、課税の公平性、政策目的を加味して計算するためです。このため、企業会計上の利益に加算・減算を行って計算します。
益金不算入
企業会計上の収益であるが、法人税法上は益金でない項目
(例)受取配当等の益金不算入 など
益金算入
企業会計上の収益でないが、法人税法上は益金である項目
(例)法人税額から控除する外国子会社等の外国税額の益金算入 など
損金不算入
企業会計上の費用であるが、法人税法上は損金でない項目
(例)過大役員報酬の損金不算入 など
損金算入
企業会計上の費用でないが、法人税法上は損金である項目
(例)繰越欠損金の損金算入 など
2024.05.01
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