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相続時精算課税制度 計算例
【設 例】
被相続人:夫(70歳) 相続人:妻、長男、二男(いずれも20歳以上)の3人
長男は父から3,000万円を生前贈与により取得し、相続時精算課税制度を選択
相続時財産2億7,000万円のうち各相続人の取得財産の価額は次のとおり
配偶者:1億5,000万円 長男:4,500万円 二男:7,500万円
配偶者の税額軽減のみ適用
1.贈与税
<長男> 
3,000万円−2,500万円(特別控除額)=500万円
500万円×20%(特別控除額を超えた部分に対しての税率)=100万円
2.相続税
(1)相続人各々の課税価格
<配偶者> 
1億5,000万円
<長男> 
4,500万円+3,000万円(生前贈与取得分)=7,500万円
<二男> 
7,500万円
(2)課税価格の合計額
1億5,000万円+7,500万円+7,500万円=3億円
(3) 課税遺産総額
3億円−{3,000万円+(600万円×3人)}(基礎控除額)=2億5,200万円
(4)相続税の総額
<配偶者> 
2億5,200万円×
1
2
=1億2,600万円
1億2,600万円×40%(税率)−1,700万円(控除額)=3,340万円
<長男、二男> 
2億5,200万円×
1
2
×
1
2
=6,300万円
6,300万円×30%(税率)−700万円(控除額)=1,190万円 1,190万円×2人=2,380万円
<相続税の総額> 
3,340万円+2,380万円=5,720万円
(5)相続人各々の算出相続税額
<配偶者> 
5,720万円×
1億5,000万円
3億円
(=0.5)=2,860万円
<長男> 
5,720万円×
7,500万円
3億円
(=0.25)=1,430万円
<二男> 
5,720万円×
7,500万円
3億円
(=0.25)=1,430万円
(6)相続人各々の納付税額
<配偶者> 
5,720万円×
1億5,000万円
3億円
=2,860万円(配偶者の税額軽減)
次の(ア)、(イ)のうち少ない方の金額
(ア) 
3億円×
1
2
=1億5,000万円 ⇒ 1億6,000万円(1億6,000万円未満のときは1億6,000万円)
(イ) 
1億5,000万円(相続した金額)
2,860万円−2,860万円=0円
<長男> 
1,430万円−100万円=1,050万円
<二男> 
1,430万円
2021.05.01
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