商品内容
相続や事業承継の分野において法改正や特例制度ができたことで、これまでなかった新たな保険提案が可能となりました。
例えば、財産と言えるものといったら自宅(あるいは自社株)くらいしかない。同居している(会社を継いでくれる)長男にそっくり相続させたいが、他の子どもたちが黙っていまい。遺留分侵害額請求を起こされたら、長男はその分を金銭で支払わなければならないが、たぶん厳しいだろう。さて、どうしたものか…。
このような問題の解決をお手伝いできるのが生命保険です。
本書を読めば何が保険提案につながるのか理解できます。
第1編は、改正のポイントの解説から入り、改正に関わる事例を通して、改正前との比較、改正による影響とそれに基づく生命保険活用のための提案のヒントを紹介しています。
第2編は、後継者が先代経営者から自社株を相続、あるいは贈与されるうえで特例納税猶予制度を利用したときに起りうるリスクをさまざまな角度から解説、その対策としての保険活用を提示。また、特例制度創設の経緯や従来の制度との比較、さらには特例制度を使えない、使わなかった場合の対策まで解説しています。
目次
第1編 民法(相続法)改正からのアプローチ
第1章 民法(相続法)改正の概論
第2章 遺産分割に関する見直し等
第3章 遺言制度に関する見直し
第4章 相続の効力等に関する見直し
第5章 遺留分制度に関する見直し
第6章 配偶者の居住権を保護するための方策
第7章 相続人以外の者の貢献を考慮するための方策
第8章 生命保険活用のポイント(契約形態別)
第2編 特例納税猶予制度からのアプローチ
第1章 特例納税猶予制度の概論
第2章 特例納税猶予制度利用のメリットとデメリット
第3章 相続において想定されるリスクと生命保険の活用
第4章 贈与において想定されるリスクと生命保険活用
第5章 特例納税猶予制度が使えない、または使わない場合の事業承継対策と生命保険活用
■執筆者
阿形 豪士(あがた ごうし)
日本生命保険相互会社 代理店営業本部 上席コンサルティング推進役。
東京都出身。1988年に日本生命に入社。内務教育部門で営業・財務・FP教育等を担当。その後、首都圏を中心に営業拠点を12年間担当。2010年からは本部組織にて、営業支援業務(ツール・教材作成、セミナー講師、等)を担当。
吉光 隆(よしみつ たかし)
株式会社シャフト代表取締役。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。愛知県出身。大手生命保険会社で機関長職を経てFPとして営業職員の教育・支援業務に従事、2002年に独立。現在は(株)シャフトにて「生保FP塾」を主宰、生保営業マンの資質向上を目指し、全国で毎月セミナーを開催。
■監修者
中込 一洋(なかごみ かずひろ)
弁護士。司綜合法律事務所パートナー。
東京都出身。法政大学法学部卒業。東京弁護士会法制委員会委員。公益財団法人交通事故紛争処理センター嘱託。一般民事事件・家事事件・企業法務等を対象とした弁護士業務において、法律文書を日常的に作成している。
染宮 勝己(そめみや かつみ)
染宮会計事務所所長、染宮教育総研株式会社代表取締役。税理士、CFP®。
東京都出身。1986年に染宮教育総研(株)を設立。現在は『生保営業最強倶楽部』を主宰、『日本一保険に強い税理士』として税務と保険を絡めた独自の生保販売話法を提供し続けている。