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強い意志と目的を持って成功させる「飛び込み」
継続・軒並み訪問と情報管理を徹底
  個人顧客を対象に、飛び込み営業で成功している人たちが決まって言うのが「継続すること」「軒並み訪問すること」「小さな情報でもきちんと管理すること」。そして何より「今日はこの地区を全部飛び込みする」という強い意志が必要だそうです。
  大手国内生保のある優績者は「飛び込みが苦手な人は、10軒程度回って断られると、そこでもう嫌になる。でも11軒目はいい反応をもらえるかもしれないでしょう? 1軒ずつ目的と方法を変えて話してみればいい」と言います。
  彼女は10年以上、毎月飛び込みだけで挙績しています。見込客を持つと飛び込みをしなくなるため、一切持たないという徹底ぶり。手帳には飛び込みで得た情報がびっしりと書き込まれていますが、それらはその日のうちにオフィスで分類され、保険年齢が上がる前月分にファイルされます。こうした情報が2年先まで管理され、成果を生んでいるのです。
時間と訪問先を考える
  飛び込み営業を少しでも効率よくするには、時間と訪問先を考えなければなりません。一般家庭は家事が一段落する午前10時から11時、企業は手の空く12時ごろ、商店は午後2時から3時が最も良い時間だとか。
  「一般家庭の場合、インターホンを押す前に物干しをチェックします。そこから家族構成を想像して、話の糸口を頭の中でシミュレートすると、成功率は高くなります」とは、外資系生保の営業担当者の談。
  また、第一印象が悪くならないように、彼は常に手鏡を持ち歩いています。「何十軒も断りが続くと、表情がこわばるので、手鏡で自分の顔を見て、それを修正してからまた飛び込みをするのです(笑)」。彼は、飛び込みができればどんな営業手法も苦ではないし、見込客が減っても怖くないと言い切ります。
地元限定で損保を切り口に提案
  ある生損保代理店の方は、地元で10年以上飛び込みを続けています。彼いわく「顔を覚えてもらうために、飛び込みは同じ場所でするのが効果的」。毎月100軒ペースで飛び込み、そこで得た情報はどんなに小さなことでもストックしていきます。
  飛び込みの際は保険料の安い損保の個人賠償責任保険を切り口にして、そこから話を広げています。「飛び込みは営業力と人間力を高めるいい方法。今では、顔見知りになった人から紹介を受けることもあります。新規開拓するのに飛び込みはやめられませんね」。
  営業力を試したい、マンネリを打破したい、訪問件数を増やしたい、そんな方は飛び込みにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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アイデア1 インターホンの突破話法で一般家庭を攻略
  キャリア10年以上の大手国内生保優績者の手法。全契約が一般家庭への飛び込みからという彼女、インターホンの会話に始まって、部屋の中まで入り込む達人だ。彼女いわく「最初の問いに対する答えで展開は決まる」とのこと。
  「○○生命ですが、保険はどちらにお入りでか?」と聞くと、「結構です」か、「入ってます」「入ってません」の返答がある。前者の場合、何を言っても結果は同じなので、後者の人に狙いを定めて会話を続ける。
  「どちらにお入りですか」「担当はいらっしゃいますか」「アフターサービスはありますか」「保険料を安くしたいと思いませんか」「見直しを考えていませんか」「10年更新タイプは10年後に保険料が上がるのをご存じですか」。
  立て続けに質問すると何らかの反応があり、そこから話を広げていくと「ここでは何だから中に入って…」となるらしい。毎月70〜80軒、マンションなら全戸飛び込むぐらいでなければ、独自の話法も完成しない。しかし、「インターホンをどう突破するか」と考えて、自分を試せる飛び込みは慣れると楽しくなるという。
アイデア2 ローテーション飛び込みで三世代から契約獲得
  地域密着型の代理店による飛び込み手法。開業当初から、毎月の目標をクリアするために必要にかられて飛び込みをしていた彼にとって、これは「最善の営業手法」だという。
  彼の方法は地域、曜日、時間帯がほぼ決まっている「ローテーション飛び込み」だ。自分の店舗のある位置を中心にエリアを分割してくまなく回る。
  最初は車や持ち家の保有状況、家族構成などの情報収集に徹し、顔なじみを増やすのが彼の考え出した方法だ。まずは保険料の安い損保商品を話のきっかけにし、生保へと広げていく。「一番多いのは自動車保険の更新時の切り替えで、そこから火災、生保と広げます。おじいちゃんからお孫さんまで、一家三世代の損保と生保を扱っている家庭もたくさんあります」とのこと。
  「飛び込み=1回の契約」という既成概念を打ち砕く、新しい飛び込み手法だといえる。
アイデア3 地域限定 決算前月の飛び込みで法人開拓
  生損保代理店の方のアイデア。まず地域を限定し、アプローチしたい企業をピックアップする。企業選別には情報誌を活用し、会社名、住所、評点、決算月を調べ上げ、評点の高い順に飛び込むのが基本だ。
  「評点が高い、つまり利益の出ている企業に対して決算前月に短期集中でアプローチします。決算前月に飛び込みすると、経営者に話を聞いてもらえる確率も高く、契約までに時間もかかりません。見込みとして長く通い続ける必要もないので効率もいいのです」とのこと。
  個人顧客は紹介中心だが、法人はもっぱらこの方法で契約を獲得している。
  飛び込み軒数は毎月30〜40軒、成約率は2%程度だが、金額が大きいため法人開拓の手法の中では一番手ごたえを感じているそうだ。
アイデア4 MDRT入会を目指し、入社1年目から法人へ飛び込み
  大手国内生保の優績者が行っている飛び込み手法。職域担当の彼女は個人契約だけではMDRTに入会できないと考え、入社1年で飛び込みを開始。中小法人に的を絞り、担当職域からアクセスの良いところを毎日5軒、必ず飛び込みするようにしている。「最初に飛び込んだのは銀行でした。窓口で名刺を渡してあいさつし、支店長につないでもらって企業の紹介を受けたのです」。その甲斐あって、入社4年でMDRT入会を果たした彼女だが、飛び込みに対する意欲は今も変わらない。経済誌などから優良企業をリストアップし、事業内容を調べて日々飛び込み訪問している。
  「企業には受付があるので、個人宅よりも飛び込みやすいのです。『福利厚生や保険業務を担当されている方にごあいさつさせていただきたいのですが』と伝え、不在だったら名刺を置いて帰り、2、3日中に再訪します」。不在と言いながら陰で様子をうかがっていることが多いので、初訪の際にきちんとした服装と態度を印象付けることが成功へのポイントだ。
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