
生損併売する個人代理店のアイデア。「個人宅を訪問しても他社とバッティングすることが多い。できるだけ息の長い顧客をつかみたいと考えたとき、学生総合保険のチラシを高等学校の前で配ることを思いついたのです」。
各高等学校と個別に事前交渉し、門外で配布してよい日時を確認した。ほとんどの高校が、入試日、合格発表日、オリエンテーション日、入学日などでの配布を許可してくれたため、学校別にどの日にするかを決めて実施したという。
初年度は、新入生を対象に1校平均して400枚、10校分で約4,000枚を配布。その結果、約5%に当たる200人から加入申し込みがあった。翌年は校内配布の許可を取って、配布チラシに前年加入実績と事故例の一覧をまとめたところ、加入率はさらに0.5%アップした。
その後、1校につき毎年1回の割合でチラシ配布を続けているが「学生の成長に合わせてさまざまな商品を提案できるため、ここ数年は、これらの顧客に対する保全活動の中で、新契約を獲得している」と言う。