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所得税の確定申告は自分で書いてお早めに!!
●  確定申告の相談・受付は2月18日から3月17日まで
  表題は国税庁の所得税の確定申告のキャッチフレーズ。2007年分の所得税の確定申告の相談および申告書の受付は、来月2月18日(月)から3月17日(月)までだ。今年の確定申告期間中も、一部の税務署では、2月24日と3月2日に限り、日曜日も確定申告の相談・受付を行う。確定申告期限間近になると、税務署は大変混雑し、長時間待つことがある。申告書は自分で書いて、できるだけ早めに提出することを勧めている。
  国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」では、画面の指示に従って金額等を入力することで、都合のよいときにいつでもパソコンで申告書を作成することができる。A4サイズの普通紙に印刷すれば、そのまま申告書として税務署に提出できる。さらに、このコーナーで作成したデータを引き継いで直接e−Tax(国税電子申告・納税システム)で申告することもできる。一度お試しを!
●  小包便では送れない申告書
  申告書は郵便や信書便による送付または税務署の時間外収受箱への投函により提出することかできる。郵送する場合に気をつけたいことは、郵便法の改正によって昨年10月1日から、小包郵便が郵便法に定める郵便物ではなくなったことだ。税務上の申告書は「信書」にあたることから、「郵便物」または「信書便物」として送付する必要がある。それ以外の荷物扱いで送付することはできないので注意したい。
  確定申告による所得税の納期限は3月17日(月)だ。申告書の提出後に、納付書の送付や納税通知書等による納税の知らせはないので留意したい。振替日に指定の金融機関の口座から自動的に引き落とされる振替納税も一考に値する。また、今年から納付税額が30万円以下で現金納付する場合には、所轄の税務署窓口でバーコード付納付書をもらえば、全国のコンビニで納付することもできるようになっている。
●  期限間近は税務署が大混雑するので“早め”の申告を!
  確定申告の時期には全国で2,000万人を超える納税者が確定申告するため、期限間近になると税務署は大混雑して長時間待たなければならないことや、税務相談室への電話もなかなかつながりにくくなることも予想される。国税庁は、「申告書は自分で書いて、できるだけ早めに提出してほしい」と呼びかけている。
  なお、国税庁は、同庁ホームページに確定申告期に問い合わせの多い質問とそれについての一般的な回答を「確定申告期に多いお問い合わせ事項Q&A」として掲載している。確定申告が必要な人といった基本的事項から税務署の開庁時間、申告書の提出、税金の納付・還付など全43項目にわたる。疑問があれば参考に!
参考:「確定申告期に多いお問い合わせ事項Q&A」↓
 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/01.htm
参考:「確定申告書等作成コーナー」は↓
 https://www.keisan.nta.go.jp/h19/ta_top.htm
(浅野宗玄 税金ジャーナリスト、株式会社タックス・コム代表)
2008.01.28
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