> 今週のトピックス > No.1995 |
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知っておきたい! 症状とご契約時の留意点:「貧血」 | ||||||||
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![]() ![]() 一口に「貧血」といっても、症状も原因もさまざまです。
貧血とは正確には病名ではなく、赤血球数やヘモグロビン量(血色素量)が少ない「状態」 をいいます。 ![]() ● 症状
貧血の症状はさまざまで、倦怠感、めまい、易疲労感、動悸、息切れ、肩こり、頭重感、顔面蒼白、嚥下困難、口角が切れる、スプーン爪、枝毛抜毛、皮膚の乾燥などがあります。
![]() ● 鉄欠乏性貧血
貧血の原因は大きく以下の3つに分類できます。
・過剰な失血(鉄欠乏性貧血。もっとも多い) ・赤血球の産生不足(白血病など) ・赤血球の過剰な破壊(肝硬変など) もっとも多いのは鉄欠乏性貧血で、消化管からの出血や女性の場合は子宮筋腫などが原因になります。また、そのような失血の大きな原因疾患がない場合にも、生理的なことが貧血の原因となる場合もあります。閉経前の女性は月経による出血で鉄欠乏性貧血になることがあります。 ![]() ● 食事からの鉄分不足も原因のひとつ
子ども、思春期の女児、妊婦では、食事からの鉄分の不足により鉄欠乏性貧血を生じることもあります。日本では、食生活の不規則化や若年者のダイエット志向などにより鉄欠乏性貧血が増加傾向にあります。
![]() ● 治療
一般に鉄欠乏性貧血の治療には、鉄分補給を行います。つまりフェロミアなどの鉄剤を
内服するのですが、その効果は出血が止まったとしても3〜6週間を要します。ヘモグロビンの濃度で貧血が治ったことが確認できます。
![]() ● ご契約いただく際には
貧血の治療歴のあるお客さまについては、貧血の「原因疾患の有無」「完治後のヘモグロビン濃度」「その測定日」「病院名または臨床検査機関名」を告知していただくことが大事です。
さらに貧血の原因となる疾患がないことを証明するためにも、定期健康診断結果や人間ドック成績表を提出していただくことをお勧めします。 ![]() (上田香十里 株式会社査定コンサルティング代表)
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2010.03.01 |
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