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ジェネリック医薬品による自己負担軽減額通知〜協会けんぽ
  協会けんぽでは、医療費適正化のための取り組みのひとつとして、ジェネリック医薬品の使用を促進しています。薬代の負担の軽減につながるジェネリック医薬品の普及推進のため、処方された薬をジェネリック医薬品に切り替えた場合に、どのくらい薬代(薬剤料)の自己負担額が軽減されるか試算した「ジェネリック軽減額通知」が、自己負担額が一定額以上安くなる方へ勤務先を通じて送付されています。
●  ジェネリック医薬品はこんな薬
  ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に作られた薬です。先発医薬品と同等であると国から認められたうえで製造販売され、一般的に開発費用が安く抑えられていることから、先発医薬品と比べて安価になっており、薬代の負担軽減につながります。
(1) 薬代が安価
   医薬品は開発に費用が多くかかりますが、開発期間が短くて済むジェネリック医薬品は価格も安くなっています。薬代として3割以上、中には5割以上安くなる薬もあります。
(2) 品質は同等
   ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ主成分を使い、効き目や安全性が先発医薬品と同等であると厚生労働省から承認された薬です。
●  ジェネリック軽減額通知の対象者
  ジェネリック軽減額通知の送付は、薬代の軽減効果が一定以上見込まれる方で、下記(1)、(2)を満たす方が対象となります。すべての事業所および加入者にお知らせされるものではありません。
(1)  35歳以上の方
(2)  対象診療月のレセプトを分析してジェネリック医薬品に切り替えた場合の差額が一定額以上の方
  なお、生活習慣病(高血圧症、糖尿病、高脂血症等)や慢性疾患(ぜんそく、リウマチ等)への効能を持つ医薬品が通知対象となり、がんその他特殊疾病(肉腫および白血病)および精神疾患に使用される医薬品や短期処方薬は通知対象外となります。
●  お問い合わせ
  「ジェネリック軽減額通知の内容」や「今後の通知を希望しない場合」については、下記サポートデスクまでお問い合わせください。
  フリーダイヤル:0120-866-698
   サポートデスクは平成23年2月末日にて終了。それ以降は協会けんぽ支部までご連絡ください。
※出所:協会けんぽHP http://www.kyoukaikenpo.or.jp/1.html
(特定社会保険労務士 野上幸彦)
2010.12.27
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