> 今週のトピックス > No.2307 |
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「子宮内膜ポリープ」告知における留意点 | ||||||||||||||||||||
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子宮は子宮体部と子宮頸部に分けられます。子宮体部の内腔にできたものを「子宮内膜ポリープ」、膣へ続く細い管状の子宮頚管にできたものを「子宮頚管ポリープ」といい区別しています。
![]() ● 原因と症状
卵胞ホルモン(エストロゲン)による子宮内膜の過剰増殖、または内膜自体のエストロゲンに対する感受性が原因と考えられています。そのため閉経後の発症は少なくなります。
無症状の人が多いのですが、不正出血や生理痛、月経過多、貧血などの症状をともなうこともあります。大きさや場所によってはポリープが受精卵の着床障害をおこし、不妊症の原因となることもあります。 ![]() ● 鑑別疾患
![]() ● 治療
![]() ● 予後
大きさは、1cm以下のものから10cmを超えるものまでさまざまですが、ほとんどは良性です。数パーセントに子宮内膜増殖症、極めて稀に子宮体がんが合併することもあります。
子宮内膜ポリープの原因であるエストロゲンの感受性が改善されなかったり、ポリープ切除時に根っこが残っていたりする場合、再発することもあります。 ![]() ● ご契約いただく際には
子宮内膜症や子宮内膜増殖症との鑑別が重要となります。入院日数や経過年数に応じて、死亡保険については保険金削減などの条件、医療保険については部位不担保等の条件付きでの引受となるでしょう。
長期に入院している場合や、手術の術式などから悪性腫瘍の可能性が疑われる場合には加入が難しくなります。良性を証明するためには病理組織を含む診断書の提出が必要でしょう。 ![]()
(上田香十里 株式会社査定コンサルティング代表)
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2011.10.03 |
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