> 今週のトピックス > No.2345 |
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外貨建金融商品へ投資する際の心得 | |||||||||||||
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![]() ● もしも、わが子を海外旅行に行かせるとしたら…
最近の円高で、外貨建投資信託や外国債券などの外貨建金融商品に投資を検討されている方が多いようだ。どのような点に注意して投資すればよいのか、ポイントをみてみたい。
外貨建金融商品への投資は、自分の大事なお金を子どもに例えて、子どもが海外旅行に行くものと考えてみるとわかりやすい。 子どもが海外旅行に行く場合、いつ出発していつ帰るのか、その国の通貨がどのようになっているかなどをまず確認するだろう。また、その国の治安や政情が安定しているかどうかなども心配であり、旅行に行った子どもから連絡がないとどうしているか不安にもなる。このように置き換えて投資を考えると理解しやすいはずである(下記の図表参照)。 先月の25日にイタリアの10年物国債利回りが7%を超えてきた。これはイタリアの国債がデフォルトになるという思惑から、債券が売られ債券価格が下落して、その結果、利回りが上昇した。 また、比較的評価が高かったドイツ、フィンランド、オーストリアなどの国債も売られ、欧州全体の債務問題を巡る不安が拡大してきている。債券の利回りの高さや投資信託の分配金の額だけに目を奪われずに、その国の財政の健全性や格付けなども重要となる。 一般的には、債券は株式よりリスクが低いと思われているが、外国債券への投資の場合は株式よりリスクが高くなることもある。為替リスクに注意することは言うまでもないが、最近は欧州不安だけではなく、中国などの新興国への不安もあるので、発行体の信用リスクには特に注意したい。 ![]()
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2011.12.05 |
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