> 今週のトピックス > No.2355 |
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手根管は手のひら側にあり、横手根靭帯で囲まれた伸び縮みできない3cm程のトンネル状の空間で、その中を1本の正中神経と、指を屈曲させる9本の屈筋腱(指を曲げる腱)が走行しています。何らかの原因でこの手根管が圧迫されることで起きる疾患が「手根管症候群」です。正中神経が圧迫されるため、母指から薬指の中指側半分までにしびれや痛みが指先に向って起こります(残りの薬指の半分と小指は尺骨神経の領域です)。進行すると、母指の付け根が萎縮してくるので、ものをつまむ動作が困難になります。症状は、夜間や明け方に増強するといわれます。
![]() ● 原因
多くは原因が不明の特発性です。圧倒的に女性に多く、半数以上は両手に起こります。キーボード入力等、手首をよく使う人に多く出現します。妊娠や閉経がきっかけとなることもあり、女性ホルモンの乱れによる「
その他、原因となる疾患には、関節リウマチ、糖尿病透析(アミロイド沈着)、アミロイドーシス、骨折、甲状腺機能低下などがあります。構造的な異常が原因となるのは、骨の変形やキーンベック病、変形性手関節症、ガングリオンなどです。 ![]() ● 診断
テイネル兆候:手掌の付け根の関節をたたくと指先にしびれが放散します。
ファーレンテスト:両手の甲を合わせて、手首をしばらく曲げているとしびれが悪化します。単純X線検査では手関節の骨性異常の有無を見ます。 補助検査としては、筋電図検査や、正中神経の伝導速度を測定することもあります。神経の圧迫やむくみを画像で直接明らかにするためにMRIや超音波検査を行うこともあります。 ![]() ● 治療
![]() ● ご契約をいただく際には
現在症状がある場合は、将来手術する可能性がありますので医療保険については、部位不担保での加入となるでしょう。既に症状がない場合でも、手術の有無や程度により、一定期間の部位不担保での加入となるでしょう。
死亡保険に関しては、特に問題ないでしょう。もちろん、原因疾患がある場合は、それに準ずる査定となりますので、原因疾患がないかしっかり確認いただくことが重要です。 ![]()
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2011.12.27 |
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