> 今週のトピックス > No.2357 |
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6割以上が「会社が好き」。適職や人間関係の良さが決め手 | ||||||||
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![]() ● 会社が「きらい」な人は4割弱
JTBグループの人事コンサルティング会社、株式会社ジェイティービーモチベーションズは、全国の20歳代から40歳代の企業に勤める人618人に対し、「会社が好きですか」調査を行った。本調査は、東日本大震災後、価値観や職業観に変化が見られる中、会社に対する愛着心がどのような状態であるかを探り、個人と組織のよりよい共存、発展の方向を検討するために実施したものである。
調査結果によると、「会社が好き(好き+どちらかというと好き)」と答えた人は61.5%、と多数派であることがわかった。一方で「会社がきらい(きらい+どちらかというときらい)」と答えた人は、38.5%であり、決して軽視してはいけない数値であることは確かである。 ![]() ● 好きな理由は「自分に合った仕事ができる」「社内の人間関係がいい」
会社を好きな理由について尋ねたところ、「自分に合った仕事ができる」「社内の人間関係がいい」「会社が社会に役立っていると実感できる」といった内容が上位を占めた。
会社や仕事に対する気持ちを聞いたところ、会社が「好きである」人と「きらいである」人のスコアの差が最も大きい項目は、「今の会社に勤め続けたい」で、87%の開きがみられた。次いで「今の会社に所属することに、誇りを感じる」(86%の差)、「仕事に対するやる気は高いと思う」(82%の差)が続いており、会社への好感度の違いにより、帰属意識やモチベーションの高さなどに大差があることが分かった。 一方で会社がきらいな理由は、「社内の人間関係がよくない」、「評価への疑問」、「理念・ビジョンに共感できない」ことを挙げる人が多かった。人間関係については、よく理解できるところであるが、予想以上に評価への疑問を感じている人も多く、人事評価制度の運用面の見直しが必要な企業も多いのではないだろうか。 ![]() ● 会社好きな人が増えれば、個人と組織の発展につながる
株式会社ジェイティービーモチベーションズは、今回の調査結果から、「会社が好きな人」を増やすことが、個人と組織のよりよい共存と発展につながると提言している。そのためには、「会社の社会貢献や理念を明示する」、「他の社員ががんばっている様子を見る」、「他社から誉められる会社になる」ことも大切であるとしているので、ぜひとも各企業のマネジメント担当者は、参考にしたいところである。
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参考 株式会社ジェイティービーモチベーションズ「会社が好きですか」調査
http://www.jtbm.co.jp/report/689-201112 ![]()
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2011.12.27 |
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