> 今週のトピックス > No.2363 |
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![]() 高齢者に多く、長年にわたって紫外線やホコリ等へさらされたことにより結膜組織が異常に増殖することが原因と考えられています。 ![]() ● 症状
眼の表面に凹凸ができ血管を伴っているので、充血や異物感などの症状や視力低下、乱視が起きます。初めて発症した場合は非常にゆっくりと進行し、角膜に侵入するまでに10年以上かかることもあります。
この間に、乱視や視力低下が進行し、瞳孔を完全に覆ってしまうと視力が失われてしまい、回復が難しくなる場合があるためその前に手術をします。 ![]() ● 検査と診断
視診でもわかりますが、
![]() ● 治療
症状がなければ放置しても問題ありませんが、充血や異物感の軽減にはステロイド等の点眼剤を使用することもあります。しかし、進行を抑える効果はないので、ある程度進行したものは手術で切除するしかありません。角膜への侵入の程度と、視機能低下などから手術する時期を決めます。
しかし単に切除しただけでは再発率がかなり高くなります。除去した部分に上方から自分の結膜を引っ張ってきて縫いつける「自己結膜移植術」等の方法では、再発率は数パーセントとかなり低くなります。それでも再発するような重症例には、結膜の異常増殖を抑制するために放射線を当てたり、抗がん剤のマイトマイシンCを点眼したりすることもありますが、正常な角膜や強膜に対する毒性には注意を要します。 ![]() ● 予後
直接生命にかかわる疾患ではありませんが、単に切除しただけで何も処置しなければ、数ヵ月以内に再発する確率がかなり高くなります。高齢者に多く発症する病気ですが、再発率については若年者や翼状片が大きいものの方が高いようです。
![]() ● ご契約をいただく際には
生命に関しては問題のない疾患ですが、両目の矯正視力等により、将来、高度障害となる可能性もありますので、特定障害不担保(眼)等の条件付きでの加入となることも考えられます。医療保険に関しては、軽症については問題ないかもしれませんが、重症例や手術後の場合は、術式により再発する可能性も高いので、一定期間は部位不担保や特別障害不担保等の条件付きでの加入となるでしょう。
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2012.01.23 |
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