> 今週のトピックス > No.2383 |
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協会けんぽの新保険料率が決定、現行より引き上げに | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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平成24年3月分(4月納付)から改定される、協会けんぽの新保険料率が発表されました。全国平均で現行の9.50%から10.00%へ引き上げが行われています。この引き上げは、景気悪化に伴う保険料収入の落ち込み、医療費支出の増大等により協会けんぽ財政が悪化したことによるものです。また併せて、介護保険料率(全国一律)の改定も例年通り行われ、現行の1.51%から1.55%へ引き上げられます。
![]() ● 平成24年度 健康保険料率
![]() ● 保険料増加額の目安(全国平均保険料率で試算)
また、40歳以上65歳未満の方には介護保険料が加わります。
上記と同様に試算した場合の増加額は次のとおりです。
国による保険料上昇抑制のための特例措置の実施があっても、現状のままでは、今後も保険料率の引き上げは避けられない状況です。
協会けんぽの支出においては、加入者の医療費等が支出全体の約6割、高齢者の医療費を支えるための拠出金等が約4割となっています。その他、加入者が病気で仕事を休んだ際の手当金等が支出全体の6.4%、健診・保健指導費が1.1%です。 近年、医療費支出の伸びが、保険料収入の基礎である賃金の伸びを上回っており、その差は拡大しています。また、昨今の不況の影響により、中小企業等の労働者の賃金下落に伴い保険料収入が落ち込んでいます。 併せて、高齢者医療への拠出金も年々増大しており、これが保険料率引上げの大きな要因となっています。 現状のままでは、今後も保険料率の引き上げは避けられない状況です。 協会けんぽは、保険料率の上昇を抑えるため、国に対して協会への国庫補助の法的上限(20%)までの引上げや拠出金負担の重い高齢者医療制度の見直しを要望しています。 参照:全国健康保険協会 http://www.kyoukaikenpo.or.jp/ ![]()
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2012.02.27 |
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