> 今週のトピックス > No.460 |
道路交通法の改正での飲酒死亡事故大幅減少 | |||||||||||||||||||
警察庁が2002年7月25日に発表した交通事故の状況によると、2002年6月の飲酒運転による事故総数は1,531件、うち死亡事故は59件で、1〜5月の平均に比べ約4割減った。これは6月1日に改正道路交通法が施行され、飲酒運転の罰則強化が影響したものと思われる。
2001年の交通事故による死亡数は1万人の大台を下回り、1996年以降減少傾向にある。しかし、交通事故の発生件数、負傷者数は増加しており、10年前と比較して車両数で1,000万台、免許人口は1,100万人も増えている。免許保有者は7,500万人に達し、18歳以上75歳未満の人口(約9,500万人)に対し約8割で、交通事故の危険性は依然として高いといえる。
『交通事故等の推移』
特に従来、飲酒運転による事故への処罰が軽いとされ、2001年12月には刑法が改正施行され「危険運転致傷罪」が新設された。
交通事故等の推移
『危険運転致傷罪』
さらに先月、悪質・危険運転者対策強化などを重点的に盛り込んだ道路交通法が改正された。
危険運転致死傷罪
『改正道路交通法―罰則と行政処分』
警察庁では、こうした法改正で飲酒運転が減少したとしながらも、今後も厳しく取り締まりなどの対応をしていくとしている。 罰則と行政処分の基礎点数等の改正 抜粋
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2002.08.06 |
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