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MDRT会員、中国、韓国などの東南アジア勢が急増
  「第75回MDRT世界大会」が去る6月23日から26日、アメリカのテネシー州ナッシュビルで開催された。2002年のメインテーマ「Making a Difference」(変わろう!)のもと、世界62カ国から7,000名、日本からは500名の会員が大挙参加し、75周年の記念大会を祝った。
  2001年の同時多発テロ事件で陣頭指揮し、名を馳せたニューヨークのジュリアーニ前市長が大会初日に講演、リーダーシップの必要性を訴えた。また、4日間を通して外部講師による講演のほか、各ゾーンの会員によるセールスアイディアなどが披露された。
  現在、本部に登録されている会員数は2万8,015名、うち日本会は2,061名だが、韓国はすでに日本を抜き去り躍進著しい。このほか、中国(香港含む)、シンガポール、インドネシア、台湾などの東南アジア諸国の会員が急速に増えており、1998年以来開催のなかったアジア大会を2004年2月に香港で実施することがすでに決定している。2002年の9月にはその準備を兼ね、香港で「MDRT」と「JAIFA」(旧全外協)の合同大会が開催されることになっている。
  このように元気のいい東南アジア諸国に比べ、生保の普及が一巡した先進諸国は厳しい状況を脱しきれないでいる。特に、カナダの生保会社は雇用関係にあるセールスマン制度をすでに廃止、乗合代理店にすべて移行している。日本の場合も、環境が厳しいことは例外でないが、MDRTの会員そのものは減っておらず、いかなる状況であっても優績者たちが対応していることを物語っているといえよう。
  なお、2003年度大会は6月にラスベガスで行われる予定である。
『MDRT世界大会の模様』

写真提供:渡邉光子氏(MDRT日本会2002年度前会長)
2002.08.13
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